旭川荘療育アカデミー


平成29年度 障害児者療育総合課程 
閉講式修了証書授与式・講義
2017.11.25(土)
来賓祝辞

おかやま発達障害者支援センター
 今出  大輔 先生


学 校 法 人 旭 川 荘
旭川荘療育アカデミー
学院長 
松本 好生
 
   

修了証書授与

 



第11期生



半年間お疲れ様でした。

 
「成人期の支援を考える」

~成人期を迎えるまでに準備する事~



福祉型障害児入所施設 
わかくさ学園  園長

新谷  義和 先生







 
受講者の感想

新谷先生が最後におっしゃったこと、人の言葉、話したことは消えていくと
おっしゃられ、本当にそうだ。大切なことはメモをとり、繰り返し心に刻めるように、
学習していきたい。子どもたちに相談する力を身につけてもらいたいと思った。
「見通しが持ちにくい」「イメージ」が出来ないということを常に頭に置いて接したい。
(放課後児童クラブ)

 

整理され、順序立った説明をいただきありがとうございました。(施設職員)

 

発達障害における実態を、一番最初に、教えて頂きましたが、授業の最後に、
はじめに説明した内容を問われた際、思い出せませんでした。
先生が最後に問いかけられた“言葉は消えてしまう”ということを実感できました。
消えるコミュニケーションより視覚的に示すコミュニケーションの大切さを、
身をもって気づくことができました。
授業で繰り返し教えていただいた。自己理解、得意不得意を知り、
自分に必要な支援に気づくことがとても大切なんだと思った。
また自立に向けて、それぞれが必要な支援を受けて生活するという視点を学び、
我々は、出来ないことを、環境を整えてあげることが大切で、
発達障害の子が、安心して参加できるように成功体験を重ねていけるように
支えていくことが大切と改めて気づくことができました。ありがとうございました。
(専門学生)

 

成人を迎えるにあたっていろんな経験、体験が必要だなと思いました。
(施設職員)

 

発達障害である子ということを、受けとめられる親、家族形成がまず一番で、
他の人に知られたくない様子がある。
小学校の先生方が、もっと研修を受けてもらえて、
学校との連携が必要ですができない
(学校の先生方もお忙しいので)のが現実です。
(放課後児童クラブ)

 
「岡山県における発達障害者支援の
現状と課題」
~おかやま発達障害者支援センターの取組みから~



おかやま発達障害者支援センター  
心理判定主任

今出  大輔 先生






  

受講者の感想

「交通事故の絵」を見て、それを何の絵であるか聞いた時、
散らばったリンゴを見て、「リンゴが12個ある絵」と答える
ASDのある方の障害をもう一度再認識し、生きにくさを痛感しました。
このことを忘れず、相手の立場に立つこと。
地域や学校で支え続けることを思います。
わかりやすいお話ありがとうございました。

 


ポイントを把んだ説明で理解しやすかった。
先生の説明の用語・言葉の使い方が簡潔・的確でわかりやすいと思った
(施設職員)

 


いろいろと複雑で、少し分からないことがありましたが、
行政・施設・利用者・家族との連携はとても大切だなと思いました。
(施設職員)

 


岡山の発達障害者支援のこれまでの歩み、支援員になって20年になりますが、
発達障害の児童に対する心・接し方がよく勉強になり
明日からもやりがいを持って支援していこうと思います。(放課後児童クラブ)


「発達障害がある人の1番の課題」

~社会性を伸ばすカギ~



旭川荘療育アカデミー 学院長 


松本 好生





 


受講者の感想

障害がある子どもない子どもも褒められたいし、
良い所をみつけてあがることが支援員の大きな仕事だと思う。
また、幼い頃からのガマンをする訓練というのは、とても大切で、
幼稚園、保育園から、人の話を聞いたり、じっとしたりということを練習することにも焦点をあてる方が良いと思う。
また、自分はどうしたいのかという自己主張、ガマンする自己制御、
バランスをとって、社会で良い人間関係を築けるように
支援していきたい。 (放課後児童クラブ)

 

説明のキレが良くわかりやすかった。(施設職員)

 


発達障害であると思われる子は数人いますが、親がどのくらい理解して家庭で
接しておられるか心配です。
また、支援者として、どの程度、家庭に声かけしていいか迷っているのが現実です
一人ひとりの子どもに寄り添っていきたいと思います。  (放課後児童クラブ)

 


まず、自己理解をしていかないと、周りへの理解も得られないし、今後にとって大事なのだなと思いました。(施設職員)

 


社会性の課題は、人とつながる力と自己理解であり、
いかにこの課題に取り組むか、どういう視点をもつべきかが、よく分かりました。
幼児期の手続き記憶など体験が大人になってから影響が出ること。小1プロブレムや中1プロブレムでの先生側の声賭けの大切さ。
“できない”と思い込ませてしまう、先生の影響力はとても大きいと
改めて気づけました。ADHDの子には、先生のアシスタントをさせてあげ、
役割を与え、居場所をつくること。
また、部活やアルバイト体験も大切なんだなと思いました。
そして一番大切なことが褒めること。
そして自己理解できる頃に告知をするなど大切なことを学べました。
半年間程でしたが、学生にもこのような発達障害をもつ人たちへの関わり方、
大切な視点知識を学べる機会を与えて頂いてありがとうございました。
とても深く理解でき、今後子どもと関わる中で活かしていきたいと思います。
  (専門学生)