平成30年度旭川荘療育アカデミー 障害児者療育総合課程 講義9.8(土曜日)

言語聴覚士からみた
ことばの発達と療育の実際


旭川荘療育医療センター・旭川児童院
リハビリテーション主幹
 小島  恵 先生




*講義の感想*

国や家庭でもできるサポートの仕方や なぜ必要なのか家族支援を知ることができ
実際にできることからやっていこうと思いました。(保育士)

保護者・子どもへの関わり方・視点が分かった。(保育士)

パワーポイントがなくても分かりやすかった。資料がみやすい
具体的な声賭けや援助がたくさん出てきて、すぐに保育に活かせそうだと思った。
旭川荘での療育の仕方も紹介してもらえ、”なるほど”と思うことがあった。(保育士)

現場で対応に悩んでいるお子さんのケースと似た話をたくさん聞かせていただき、
その時々の対応の仕方を聞けて参考になりました。できることから取り組んでいきたいと
思います。吃音が気になる子、悩まれている保護者が多いので、自分自身が知識を
身につけながら専門機関と連携をとっていきたいと思います。「構音の完成年齢」は
とても参考になります。話を聞かせてもらいながら、視覚支援の工夫(見通し、リマインダー)は
より幅を広げていきたいと思いました。あの子は過剰適応しているのかな・・など、考える
(みる)目が広がったように思います。先生の優しさが滲み出ていて優しい気持ちになれました。
(保育士)

ことばの発達について、よくわかりました。家庭の大事さもよく理解できました。
家庭が安心できる場で、温かく育てられている子は、ぐんぐん伸びる。
成功感をつませ、ほめて、温かい環境の中で安心・安定した生活ができる。
(元教諭・元放課後児童クラブ)

子どもたち一人ひとりが、無理なく・楽しく活動していく中で、たくさんのことを経験し、
積み重ね、少しずつ自信をつけていけるようこれからも援助していきたいです。
自分の声掛けや保育の進め方が、これでいいのかなと不安になる時もありますが、
今日のお話を聞いて実際に取り入れているものがたくさんあり少し自信がもてました。
子ども一人ひとりに合った声掛けや保育をこれからも心掛けていきます。(教諭)

具体的な例があり、分かりやすかった。保育の参考になった。(教諭)

ことばの学校、”療育” ばく然と聞き、園のこども達を見させて頂いているが、
”療育”の場での教えを基本から教えて頂き理解することが出来ました。
ことばや落ち着きのないお子さんへの対応、親御さんとのお話も、
分かり易く教えて頂き、参考になりました。(教諭)

自分の園にも発語が少なかったり、言葉が聞き取りにくかったりする子どもがいて、
「固い物を食べさせる」「ストローを使ってみる」等、言われてきたが、それがどうして
言葉の発達につながるのかあまり理解していなかった。それが今回、ことばのビルの図を
通してより、舌やくちびるの発達が言葉の発達につながることを学べた。
幼児期が様々なことの土台になること、たくさん言われてきたが、園であった楽しいこと
おもしろかったことをおうちで話したり、「○○したね、おもしろかったね」と子どもが
話したりすることが増えるように、楽しい経験をたくさんさせてあげたいなぁと思った。
(保育士)

発達障害児への支援の実際
(幼児期編)

備前市立 香登認定こども園・主任教諭 

三木 健郎 先生




*講義の感想*


自閉傾向にある子どもの特徴を知り、もしかして園にいるあの子もそうなのかな?と思った。
言葉にできない気持ちは大人にもあるのに、小さな子どもに今の気持ち(トラブルが起きた時など)を
たずねても、伝えられなかったり言葉にできなかったりすることは当然だなと思った。
言葉にできない感覚や気持ちを感じることが、気付くことが大切だと感じた。からだの感覚、理解することは
難しいけれど、すごいなぁと思った。(保育士)

自閉症児のからだ(姿勢)について、何となくつま先立ちをしたり、前傾姿勢になることについて、
足首から関係しているのを聞いて納得できました。からだの緊張をほぐしてあげることは、生活する上でも
大切になってくる子ども分かりました。よりよい支援が出来るよう、その子の気持ちを理解してあげながら
今後につなげたいと思います。(施設職員)

実際の保育に関係することが多かったので、もう少し時間をかけて聴講したいです。(保育士)

からだを使って気持ちを上手く療育につなげられる事をはじめて知りました。
動きが止められない事には理由がある事がわかりました。
自分の気持ちを絵や天気で表現する方法、子どもにはわかりやすく
良い方法だと思ったので使っていきたいです。(保育士)

"言葉にならない感覚"を表現すること、共有することで、その人と相手をつなげる効果があることを学びました。
しっかり言葉で伝えることが難しくても絵や体で表現することでその人の気持ちを読み取ること理解することに
つながると感じました。  (施設職員)

事例や実技があり、とてもわかりやすかったです。子どもの行動を真似してみることで、しんどい部分や行動の
原因がわかってくることがわかりました。からだを整えることと、感情の社会化が大切だとわかりました。
こどもが感情を表現できるように工夫したいです。衝動性が高いこどもへのSST実践例も知れて
とてもためになりました。  (施設職員)

今、こども園が、岡山市内でも少しずつ設立(幼と保育園の統合の形)されています。
三木先生は、実際に園児と接する中で、発達障害児への支援の取り組みをいろいろ試行を
実践なさっていて、とても新鮮な取り組みに感心しました。(元教諭・元放課後児童クラブ)


発達障害児への支援の実際
(思春期編)

岡山市立 東山中学校・教諭 
   末田 順子 先生




*講義の感想*


我が子どもの頃に比べて学校の様子が大きく変化していることを知ることができた。
「教科」を教えるだけでなく、人間性を育てる、実態に応じて各機関と連携するなど様々な形で
アプローチをするようになっている。また、「障がい」のある生徒に対する配慮が進んでいる一方で、
「本当に理解する」ということがこれから求められる課題であると感じた。 (施設職員)


中学で障がいを持ったこどもに、どのような配慮をしているのか分かりました。(施設職員)

発達障害を1つの特性と個性として受け入れるか!現在の中学校の制度、現実について詳しく説明してくださって
(生の現実を)聞かせてくださって、実際の様子がわかってよかったです。。
(元教諭・元放課後児童クラブ)


「心の理論」障害の背景にある
「語用性言語障害」とは

旭川荘療育アカデミー・学院長 
松本 好生




*講義の感想*


吃音についての基本的なことを学ぶことができ、より詳しく知ることができました。
困っている子をしっかりと理解してその子に合った声かけなどをやっていけたらいいなと思いました。
(保育士)

実際の子どもの姿と照らし合わせで関わろうと思える関わりを見つけることができた。(保育士)

現場で吃音が気になる子が増えているため、講義の中で詳しく聞けて勉強になりました。
心の理論の出現時期は4歳頃ということで、まさに今、現場でみさせていただいている
年齢なので、意識しながら関わっていかなければならないと感じました。
講義の中では、まだうる覚えなので、いただいた資料を復習していこうと思いました。(保育士)

「ことばの7つの障害と不適応」とか「構音障害」「吃音」について新しい知識としてよくわかりました。
吃音について・・・徳川家康・家光・昭和天皇とか歴史上の人物にも吃音があり、田中角栄氏が
クリアーしたことも興味がありました。(元教諭・元放課後児童クラブ)